家づくりの要となる『大工』について2022.12.21
弊社は創業以来、家づくりの要となる『大工』は全員社員で、現在8名の大工を雇用していますが、ハウスメーカーをはじめとする、他のほとんどの建築会社の大工は、塗装屋さんや電気屋さんと同じ「外注業者(下請け業者)」となります
弊社の社員大工達
どちらも同じ大工ですが、「社員大工」と「外注大工」では、こんなにも違います
先ず「社員大工」は社員ですので、会社の理念をしっかりと共有し、それに基づいて行動しています
ちなみに、山際建設の【企業理念】は、〔実直(誠実で正直)に生き、感謝の気持ちを大切にして、縁ある人を幸せにします〕です
それに対し「外注大工」は、違う会社(一人親方含)ですので、元請けの企業理念の共有が難しく、元請けが一番大切にしている行動をとれないと思います
次に賃金の体系が大きく違うため、仕事に大きな違いが出てきます
「外注大工」は業者のため、仕事を請け負うという形になり、例えば、新築住宅の木工事(大工の工事)を100万円で請け負うとします
工事が1ヶ月で終われば、割る1ですので月給としては100万円になります
工事が2ヶ月で終われば、割る2ですので月給としては50万円になります
工事が3ヶ月掛かってしまえば、割る3ですので月給としては33.3万円になります
外注大工は、より多くの給料を稼ぎたいため、本来釘を2本打つ方が強度を増し長持ちをするのですが、時間短縮のため釘1本で終わらせたり、家具を造作する時にも、もう少し時間を掛けて施工した方が、より使いやすかったり長持ちするのですが、時間短縮のため「もう一手間」を加えません
最後に大切なアフターメンテナンスについても、大きく違います
外注大工は一般的に数社の建築会社を掛け持ち、場合によってはもうその建築会社の仕事をしなくなりますので、不具合等があった場合もその家の造りを知っている人が誰もいません
それに比べ社員大工はその建築会社の仕事に専念しており、不具合等があった場合も、その家を担当した大工が「ホームドクター」として、しっかりと対応させていただきます
一般の方は、大工という職業のご認識はあると思いますが、新築、リフォーム問わず家づくりに於いて、要となる大工が、「社員」なのか「外注」なのかによって、大きく違ってしまうことをご認識ください
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