「窓は熱的には、壁に空いた大きな穴?」2019.12.26
結論から言いますと、
快適な家にするためには
窓の性能向上が不可欠です。
現実問題、
窓の性能を上げなければ
暖かい家にはなりません。
例えば、
冬場家の中の暖かい熱が
どこから逃げるのかというと、
52%が窓から逃げると言われています。
その次は外壁が19%、
換気扇から15%逃げます。
特に、第三種換気ですと、
熱が逃げやすくなります。
また、夏場ですと、
外の暑い空気がどこから入ってくるかというと、
74%がやはり窓から入ってきます。
これらを考えると、
やはり窓の性能をしっかりと上げることが
家づくりには大事なことになります。
これは、
新築でも戸建リノベーションでも同じです。
例えば、
外側がアルミ、内側が樹脂のアルミ複合サッシ
というものがあります。
アルミ複合サッシで、
熱を反射してくれるLow-Eガラスの場合を、
グラスウール16kの断熱材100㎜厚
と比較した場合、
どれくらいの性能があるかというと、
たった16㎜の厚の性能しかないんですね。
これが、
外側・内側樹脂の樹脂サッシで
Low-Eガラスですと
断熱材30㎜厚の性能になり、
樹脂サッシでトリプルガラスで
やっと55㎜厚の性能になります。
じゃあトリプルガラスの樹脂サッシ
にすればいいかというと、
まだ価格が高い商品ですので、
値段と熱が逃げる損量を計算しながら、
そこまでお金を掛ける必要があるのかを
考えなければなりません。
「今回は、
かなり専門的なお話し
になってしまいましたが、
建築のプロとして、
しっかりとアドバイスさせて
いただきたいと思います!」
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