住宅の耐震等級とは? (耐震性の高い家を持つための基礎知識)Part12022.04.12
地震に強い家を示す指標には「耐震等級」という基準があります
住まい選びの重要なポイントのひとつですが、どのようにすれば耐震等級の高い家を購入、あるいは建てることができるのか分からない人もいると思いますので、今回は、住宅の耐震等級の基本をご説明するとともに、耐震性の高い家を持つためのポイントをご紹介します
■ 耐震等級とは
耐震等級とは、地震に対する建物の強度を示す指標のひとつであり、「住宅品質確保促進法(品確法)」という、住宅の性能表示を決めた法律に基づいて定められているものです
耐震性能によって3つのランクに分けられており、数字が大きくなるほど耐震性の高い建物であるため、家づくりを行うときの目安となります
建築基準法で定めた最低限の耐震性能を満たしている建物が耐震等級1となり、それを基準として耐震等級2、耐震等級3と定められています
また、建物の耐震性に影響を与える要素としては、建物の重量・耐力壁・耐震金物の配置場所・床の耐震性能などが挙げられます
「建物の重量」は、建物自体や屋根の重さが関係しており、一般的に軽ければ軽いほど地震の揺れに対して振れ幅が小さくなります
「耐力壁」は地震や風といった横からの力に抵抗できる壁を指しており、耐力壁が多いほど地震の横ゆれに強い住宅といえます
「耐震金物の配置場所」は、耐震金物がどのような場所に設置されているかを示すもので、バランスよく配置されているかがポイントとなります
そして、「床の耐震性能」では、上下階の耐力壁の位置や建物の隅に耐力壁が配置されているかなどが重要となります
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