社長コラム・素材

珪藻土とは2008.06.09

藻類(プランクトン)の死骸が、海底や湖底に長年にわたって堆積してできた粘土状の泥土で、保湿・断熱・防露・調湿・遮音・脱臭などの機能を持ち、古くからコンロ・耐火れんがの原料や、ビールの濾過材・吸着材・脱臭材などとして幅広く利用されてきました。

【特徴】
■調湿性
室内の湿度が高くなると、珪藻土仕上材が水分を吸収し、乾燥状態になると逆に水分を放出し、急激な湿度変化を抑制します。
■防火性
防火性の高い配合で作られています。万一の火災の際にも、有害な煙を発生して燃え上がることがありません。
■ホルムアルデヒド不使用
製造工程においても、ホルムアルデヒドを含む原材料を使用しておらず、施工後壁面からの有害物質の放出がありません。
■VOC不使用
トルエン、キシレンなどの揮発性有機溶剤は使用しておりません。安全な水性の仕上材です。
■脱臭性
珪藻土の持つ微細孔は、アンモニアなどの悪臭物質・有害物質を吸着し、室内空間をクリーンに保とうとする働きがあります。
■結露防止
水分を吸収できる機能が高いため、壁面や窓ガラスに不快な結露が発生しにくく、防カビ性にも優れています。
■断熱性
珪藻土は熱伝導率が低く、断熱機能が高いため、夏涼しく、冬は暖かな快適空間づくりが可能です。
■多様な仕上げ方法
しっくい調のフラットな仕上げから、アサ入りやワラ入りの仕上げ、波模様の仕上げ、さらには、土壁調の仕上げと多様です。
■吸着・分解
吸着したホルムアルデヒドは、壁材内で無害なものに分解され、室内に再放散しません。

建物は本来、外の環境変化などから、そこに居住する人を守るべきものです。建物そのものが原因で、人の健康を害することがあってはなりません。しかし、最近の建物は省エネなどの面から断熱性を求めるあまり、隙間をシャットし気密性を高めることだけにこだわる傾向にあります。こうして閉じ込められた室内空気の換気が不十分だと、家具や各種の建築部材から放出される化学物質の完全な排出までにはいたらず、目やのどが痛くなったり、アレルギーの要因となったりと様々な健康問題を引き起こすことになります。珪藻土仕上材は、水系で天然素材を多く使用した塗り壁材ですので、人に優しい清潔な室内環境を保つことができると思います。