耐震診断は難しい?2015.06.02
『住宅の耐震診断』のお話しをしたいと思います。
住宅の耐震診断には、
技術者向けの「精密診断法」と、
「一般診断法」があります。
「精密診断法」とは、
保有耐力診断法・
保有水平耐力計算による方法・
限界耐力計算による方法・
時刻歴応答計算による方法
の4 つの方法があります。
「一般診断法」とは、
代表的な部位で平均的な評価を行うものです。
通常の診断方法と伝統的構法の木造住宅を対象とした診断方法
の2 種類があります。
診断結果には不確定要素が含まれるため、
評点には必要耐力などをあらかじめ割り増すなど安全率が含まれています。
なお、もっと簡単に10 項目の問診表によって建て主自身が診断可能な
「誰でもできるわが家の耐震診断」というものがあります。
判定は3 段階で行われます。
ただし、目安ですので、
どの判定になったとしても専門家に診てもらうことは必要です。
詳しくは、
を参考にして下さい。
「誰でもできるわが家の耐震診断」はこちら
評点って何・・・?
地盤・基礎及び上部構造から必要な耐力を算定、
現在建っている建物の保有する耐力を
「強さ」「耐力要素の配置による低減係数」「劣化度による低減係数」から算定します。
そして、
保有耐力/必要耐力が評点です。
保有耐力は必要耐力を上回っていなければなりません。
ですから、
評点が1 未満の場合は、1 以上になるように耐震補強設計を行います。
以上、
簡単ですが住宅の耐震診断についてのお話しでした。
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