社長ブログ

新築でも寒い?2010.01.20

去年の暮れ、
戸田市のG様邸の完成見学会にご来場されたA様は、
実は、現場のすぐ近くの建売り住宅を購入されたばかりでした。
  

お話しをお伺いすると、
「色々と土地を探し、注文住宅も考えたが、予算、その他の面でその家に決めた」
とのことでした。
 

「高気密・高断熱」に非常に興味を示されましたので、
「スーパーウォール」の説明を1時間程させていただきました。
 

帰りしな、
「なんてこの家は暖かいんだ、うちと全然違う」と言われてました。
 
 

先日、そのAさんからお電話があり、
「家がどうしても寒くて仕方がない。できれば点検(原因を探る)をしてもらえないか?」
とのことでした。
 

(「その家を売った不動産屋さんは、何をしているのだろう!」と思いましたが、)
わたしは了解し、昨日、うちの大工と共にお伺いしてきました。
 

床下にもぐり
(残念ながら、点検口がなく、天井裏には入れませんでした)、
図面をチェックさせていただきました。
 

①床下の断熱材は30mmのスタイロフォームがきちっと入れられており、
問題ありません。
②図面上は、壁及び天井に75mmのグラスウール又はロックウールが
入れられていることになっているが、確認できません。
③外部開口部(アルミサッシ)には、トステムのデュオPGが使われており、
問題ないのですが、ただ開口部の量が多いです。
④第3種の計画換気システムが入れられていますが、気密性に裏付けがないので、
過換気になっている恐れがあります。
⑤壁及び天井の断熱材を入れ替えるのには、膨大な費用が掛ってしまうので、
多すぎる開口部にインプラス(内窓)を使うことをお勧めします。
⑥先週、住宅エコポイントの内容が発表され、
リフォームでは、最高30万ポイント(30万円)がもらえます。
以上のようなご説明をさせていただきました。
 

A様からは、
「リビングから続く和室の床をフローリングにし、
間仕切りを広げて一体の広いリビングにしたいと思っており、
提案してもらったインプラスの件も前向きに考えたい」
とのお話しをいただきました。
 
 

最後にA様より、
「家は住んでみないとわからないよな~」とのお話しを聞いて、
改めて、
『お客様に、よりご理解をしていただき、
ご納得のいく家造りをしなくてはいけないな~』

と思いました。
 
 
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