バランス不足はダメ!2015.08.03
快適な家づくりには、
気密・断熱・換気・冷暖房の4つのバランスを考慮することが重要です。
一つでもバランスが崩れると、結露や腐朽といったリスクが高くなります。
怖いのは、これらをやったつもりで施工してしまうことです。
善かれと思ってやったことでも、
バランスを崩してしまえば、問題を抱える“ダメ家”になりかねません。
来るべき省エネ基準の義務化に備えて、
快適な家づくりのポイントを学ぶ必要があります。
気密・断熱・換気・冷暖房のバランス不足が引き起こすトラブル
バランスが崩れると、上の図に示したように様々な悪影響が現れます。
例えば、気密や断熱をきちんと施工したつもりでも欠損があると、
そこが弱点となり湿気や熱が漏れて結露や腐朽の原因となります。
また、石油ストーブといった開放型の暖房器具を使用したり、
住まい手が室内で洗濯物を干したりすることで、
高湿になって結露を誘発することもあります。
そこに換気不足が重なれば、
居室内に湿気が滞留してカビが生じる恐れもあります。
2020年までに国は省エネ基準の義務化を検討しています。
今後、高性能な省エネ住宅が当たり前になる可能性は高いです。
そうなったとき、断熱だけに目を奪われて
気密・換気・冷暖房とのバランスの悪いダメ家をつくらないよう、
注意をすべきです!
『バランス不足はダメ!』は人間にも当てはまりそうですね。
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