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4月から変わる「フラット35」、10月には省エネ基準の大幅見直しもあります Part12022.04.06

35年などの長期間にわたり金利が固定される住宅ローンの【フラット35】ですが、住宅ローンを借りようと考えている人なら、一度は検討したことがあると思います
実は、4月以降で制度変更がありますので、どんな点が変わるのか確認していきましょう

【フラット35】のバリエーションは意外に多いです

【フラット35】は、住宅金融支援機構と民間金融機関が提携している住宅ローンで、長期固定金利である点が大きな特徴です
住宅金融支援機構という公的機関が関わっている住宅ローンなので、一定の品質が確保されていると認められた住宅でないと利用できません

今は、民間の金融機関による変動金利の住宅ローンだけでなく、【フラット35】のような長期間、金利を固定するものも低金利なので、住宅の品質面で安心できるだけでなく、長期間低金利を享受できるのが【フラット35】の魅力です

さらに、より性能の高い住宅には、当初の一定期間の金利を引き下げる優遇措置も設けられていて、「【フラット35】S」と呼ばれています

実は、住宅金融支援機構によると、2020年度の【フラット35】の利用者のうち、92%が【フラット35】Sの利用者だったという。2021年度の2月末時点でも89%だというので、およそ9割が一般の【フラット35】ではなく、金利引き下げを受けられる「S」を利用しております

【フラット35】Sには、金利AプランBプランがあり、Aプランで当初10年間、Bプランで当初5年間、適用される金利が0.25%引き下げられます
住宅ローンの一般的な返済方法である元利均等返済では、返済当初ほど返済額に占める利息の割合が大きいので、【フラット35】Sを利用するメリットは大きいです

 

 

ほかにも、中古住宅を購入して一定の要件を満たすリフォームを行う場合(住宅事業者が一定の要件を満たすリフォームを行った中古住宅を購入する場合も対象)に、当初一定期間金利が引き下げられる「【フラット35】リノベ」もあります
こちらも、金利AプランとBプランがあり、Aプランで当初10年間、Bプランで当初5年間、適用される金利が0.5%引き下げられます

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