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Hermès  part12022.10.05

こんにちは、こんばんは、おはようございます!

新築の前川です!!

 

今日は、高級ブランドHermèsについて話したいと思います。

 

Hermèsといえば、皆さま一度は聞いたことのあるブランドですよね?

Hermèsは1837年に創立され、今は革製のバッグやアクセサリー、香水なども販売しているのですが、

当時は貴族向けの馬具を作っていました。

 

当時の馬車というものは、権力の象徴であり、限られた人しか所有することが許されないもので、

皇族に向けた馬具を作っていたとなると、その技術は最高レベルを求められたことでしょう。

 

また、一般市民であれば、日々使用するものは、機能性などを重要視すると思いますが、

皇族や貴族というのは、一般市民とは違い、

「誰が作ったのか。」「使用している素材は最高級のものなのか」

ということを重要視するので、常に最高峰のものを身に付けなければならないのです。

 

ただ、それはいけないことではなく、

設計志向の差なのです。

決して高ければいいものということではありません。

 

そんな、常に貴族たちから高い人気を誇っていたHermèsにも、

最大の危機が訪れるのです。

そう、自動車の誕生です。

 

それまでずっと馬具の製作しかしてこなかったHermèsにとって、

自動車の参入は大きな痛手となりました。

 

馬具が売れないとなると、打開策を決めなければなりません。

 

考えに考えた結果、1892年に当時の社長であったエミール=モーリス・エルメス(以後エミール)は、

当時馬具を入れるためのバッグだったものに着眼して、女性用のバッグを作ることにしました。

それが、後のバーキンとなるオータクロアの誕生です。

高級馬具の販売から、高級バッグの販売に大きく舵を切ったエミールのおかげで現在も、

Hermèsという最高級ブランドは残り続けているといっても過言ではありません。

 

Hermèsといえばバーキンが有名だとは思いますが、

女性が憧れるバッグの一つバーキンの誕生には一人の女性と、

その願いをかなえようした一人の男の

物語がかくされているのです。

 

ある日、第5代社長ジャン=ルイ・デュマ=エルメスが飛行機に乗っていたところ、

一人の女性が隣に座ってきました。それが名前の由来にもなっている、

イギリスの人気歌手であるジェーン・バーキンでした。

 

容姿端麗な彼女が持っていたバッグを見た彼は、驚きました。

なんとも似つかわしくないボロボロの籠だったのです。

ボロボロの籠にたくさん荷物を詰めていた彼女を見た彼は、

その場で、

「君に似合う最高のバッグを作らせてほしい」と

お願いしました。

オータクロアをもとに、彼女が整理することなく、なんでも入れられるようにと作られたバッグには

彼女の名前が付けられました。

それが、

Hermès ~Birkin~

当時人気歌手だった彼女が身に着けている革のバッグが一躍注目され、

バーキンは、世界中の女性を虜にしてしまいました。

 

また、Hermèsでは、初めて作られたものを最初に手にした者の名前がよくつくことがあります。

日本人の名前がついているものもあるんですよ!!

それがこちら。

 

この旅行用の大きなカバンの名前は、

マレット・タナカ

です。

1990年、日本人設計士の田中肇さんエルメス本社にバッグのデザインを持ち込み注文したもので、

田中さんがデザインしたバッグの完成度が極めて高かったので、

5代目会長に就任したバーキンの創作者である、

ジャン・ルイ・デュマが生産ラインに加えたいとオファーし、

エルメスで作られる大型ラゲッジの定番モデルに加えられたという経緯があります。

 

凄くないですか??

 

職人の魂が体現されたブランドと呼ばれる理由がよくわかりますね!

 

今日はこの辺にして、次回part2となります!!

 

 

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