キッチンのレンジフードの使い方に付いて2021.09.27
キッチンのレンジフード「強」「中」「弱」を使い分けてますか?
正しい使い方を某メーカーに聞いてみたら…
今回は、キッチンメーカーでレンジフードや換気扇も製造している某メーカーに、上手な使い分け方法や、使い分けのメリットなどについて聞いてみました
最新のレンジフードはよりスリムになっており、センサーで自動的に風量を切り替えて、省エネ運転をしてくれるタイプもあります
そもそもレンジフードとは、換気扇のファンを覆うようにフード(カバー)が設置されている換気設備のことを言い、調理をする際の油煙や臭いを効率よく集めて排出してくれる設備です
レンジフードの「強」「中」「弱」「常時」では、それぞれ排出する風量が異なりますが、「強」と「弱」とでは2倍以上も風量が違いますが、これは調理の際に、火力や油煙の多さ、臭いの発生状況によって、自分で風量調整をするためのものです
上手に使い分ければ無駄な電気を使わずに済み、節電・省エネになります
例えば、揚げ物や炒め物などの火力が強い調理をする際には「強」、煮物や湯沸かしなどは「中」もしくは「弱」といったように使い分け、「常時」は、調理後の油煙や湯気、臭いが気になる場合に使うと良いそうです
もちろん料理の内容によっても異なり、ニンニクを使った時は「強」、ちょっと目玉焼きを焼くだけなら「中」か「弱」といったように、自分で工夫しながら使い分けるようにすると良さそうです
また「常時」は24時間換気にも使えるとのことです
24時間換気とは、シックハウスを防ぐために常時換気をすることをいい、2003年の法律改正で、それ以降の新築住宅には24時間換気システムを取り付けることが義務付けられました
つまりそれ以前の家には、このような換気システムが無いこともあります
換気の大切さが言われている今の時代、「常時」スイッチがあったら換気のために活用するのも良さそうですね
また、レンジフードを上手に使いこなすポイントは、空気の入口を確保することです
換気のためには、排気と同等の給気量が必要です
昔と違って現代の住まいは気密性が高いため、そのままでは給気不足になってしまうこともあります
弊社の建築する高気密の住宅に使用するレンジフードは、「同時吸排気型」のレンジフードを採用していただきます
同時吸排気型レンジフード:同時吸排型レンジフードとは、通常のレンジフードは本体から排気ダクトが伸び、外壁を貫通して屋外に汚れた空気を排出しますが、同時吸排型レンジフードは排気ダクトに加え、吸気ダクトの接続口ももち、吸気と排気を同時に行えるタイプのレンジフードです
給気は不足すると、吸い込み不良や換気扇からの異音、すきま風の音が大きくなり、玄関や室内ドアの開閉に異常が起きるなどの可能性があります
吸気口がない、もしくは家具などでふさがれている場合は、窓を少し開けて給気をするなど、空気の取り入れを意識してみてください
レンジフードを上手に使いこなして、節電・省エネに快適に暮らしましょう
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